グリスロプラスの“そもそも”

2022年11月のグリスロ実証調査を振り返り、地域のコミュニケーション活性化への評価は高く、
グリスロを必要とする暮らしでの地域課題は明らかです。
ただ実証調査を繰り返すだけでは、マンネリとなり、新規性の魅力も薄れます。
次のステージへ進むには、住民が想いを実現したいとするこだわりがテコとなると考え、
住民のグリスロプラス交流会・分科会ワークショップを開催してきました。

私たちのポリシーは、コミュニティプラスの発想を基底にしつつ、
「グリスロを考える会」から「グリスロプラス」へと変遷してきました。
<グリスロありき>のみでは、住民の持続の力は生まれない。
されど、グリスロがあって地域の課題に向き合える。
グリスロプラスは、多世代のコミュニティが創生するさまざまな価値をつなぎ、
住民と産官学による地域事業モデルの可能性へチャレンジします。

毎月のワークショップでの「ルート創造」により、地域と人々との関係性を顕在化させ、
コミュニティプラスのつながりが、グリスロに価値をプラスしてゆきます。
コミュニティとコミュニティ、人と人がつなぐ人間中心の視点は、Well-beingの発想力で、
グリスロの価値をいきいきと蘇生させます。
時代の趨勢と共に、この価値実現への願いは地域に広がり、
2月17日のグリスロプラス住民フォーラムが、そのキックオフになると予想しています。

9月15日の日本学術会議からの提言の「・・・次世代モビリティと社会デザイン」に
フレイル予防とウェルビーイングがあります。
私たちが、2023年度に特別委員会 「幕張ベイ・グリスロプラス」の活動方針を実践してきたことは、
そのフレームもシナリオにおいても間違っていなかったと思います。

始まったばかりのグリスロプラス活動ですが、「ルート創造」と共に
日大生産工学部・創生デザイン学科の学生も参加し、
また、打瀬中学校EX講座のウェルビーイング講座が、NTT社会情報研究所の協力により実現し、
地域とのつながりに弾みがつき始めました。
次なる課題は、ボランティアのアウトリーチの拡がり、広域地域での企業との連携、
行政との協働テーマ・事業モデルについて、アイデアを練ってゆきます。
以上、簡単ですが、グリスロプラスの“そもそも”でした。

幕張ベイ・グリスロプラス 山木則男

グリスロ・プラスそもそも (pdf)

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